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家売るオンナ。第10話(最終話)感想と立って歩き踊ることについて

2016/07/13よりドラマ「家売るオンナ」がスタートしました。北川景子さんが演じるやり手の不動産営業ウーマン・三軒屋万智(さんげんや まち)が、強引だけどある意味営業の本質をついたやり方で家を売りまくるコメディタッチの爽快なドラマです。

今回は第10話(最終話)の感想と、メッセージ「立って歩き踊る」について記載したいと思います。

 

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相関図

登場人物の相関図を引用しておきます。本家ページはこちらです。

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 それぞれの「立って歩き踊る」

事故で歩けなくなった少女

最終回のメインエピソードが、バレリーナだった母・望月葵(凰稀かなめさん演じる)と、同じ道を目指していたが事故にあった娘・かんな(堀田真由さん演じる)でした。

バレリーナとして超一流だった葵さんは、結婚し娘も生まれましたが、旦那さんはシンガポールで別の女性と暮らし、夢を託していた娘も事故にあってしまい、不幸な人生を送っています。バレリーナを目指していた娘に気を使って、バレエ教室もやめてしまいます。

娘のかんなさんは、すでに足の怪我は完治しているはずなのですが、精神的なものからか立ち上がることが出来ません。

 

このような状況を全て理解した三軒屋万智は、バレエ教室ができるビルの一棟買いをシンガポールに住む夫にさせます。

人は愛する者のためにお金を出すことを惜しみません

愛は言葉 愛は思いやりなど人はあれこれ言いますが

愛はお金です

 

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そして、母・葵と娘・かんなを説得し奮い立たせ、生き直すように説得します。

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足立

なじみ客の愛人問題を経て成長した足立。その後も三軒家と張り合っては負けていましたが、そのたびに成長しているように見えました。

もともと新宿営業所のエースだった足立は、本物の自信をつけてきていて、三軒家がいなくなっても自分が新宿営業所を支えると宣言します。

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庭野

庭野の印象的なシーンは「ちょ… 万智」ですね。

結局予告にあった三軒家に抱きつくシーンは妄想でした。

三軒家がクビ覚悟でビルの一棟売をしに行く際に、「自分も三軒家チーフについてきます、 三軒家チーフがいないとダメなんです」と気持ちを伝えますが、

甘ったれんな!

と一蹴され、猪木ばりの一発をもらいます。

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ドラマを通して成長し続けていた庭野は、結局テーコー不動産に残り、成績もそこそこ上げる社員として活躍しています。

 

白州美加

一番の驚きは白州美加の結末でした。

宅間とくつくくことは予想できていたのですが、三軒家に

あなたは仕事に向かない。自分の足で立つことは不可能です。守ってくれる人を見つけなさい。

と現実をつきつけられます。

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足立王子にも振られ、陰から見守っていた宅間と結婚し会社を辞め、出産を控えた妊婦になっていました。

 

過去から解き放たれ三軒家のことを尊敬するようになり、仕事も精力的に行うようになっていました。筆者の予想では三軒家の窮地を救う大活躍をしてめでたしめでたし、というパターンを予想していたのですが、まさか仕事を辞める方向にいくとは思いませんでした。

これはこれで、白州美加なりの「立って歩き踊る」ですものね。人生それぞれです。

屋代課長と三軒家万智

屋代と三軒家はテイコー不動産を辞め、どこかの島?でサンチー不動産を立ち上げ働くことになりました。

屋代課長のオアシスであるBar・ちちんぷいぷいを守るためにビルの一棟売りを目指して活動していた屋代は、会社の方針でその活動を断念します。

 

ところが、ここで三軒家が噛みつきます。

会社の犬!
大切なのは私が預かったお客様の人生です。
課長はこころさんの人生を背負ったのではないですか?

と疑問を投げかけます。

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結局、ビルは三軒家がバレリーナの望月母娘のために売り、屋代と三軒家はテイコー不動産を去ることになりました。

 

コンプライアンスばかりをきにしていた屋代課長ですが、最後は自分の足で立ち上がり三軒家とともに独立する道を選んだわけです。

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まとめ

家を売ることを通して、人に何かを売る際の商品の見せ方や、人との関わり方を考えさせる非常に良いドラマでした。

第8話で、三軒家が

たとえ男と女でなくなっても

ひとつ屋根の下で一緒に年を重ねていくならそれは家族です

という発言をしていました。

良きパートナーに巡り会いたいといっていた三軒家。

仕事面では良きパートナーに巡りあい、小さな事務所という一つ屋根の下で働く家族になった、ということなのではないでしょうか。