カテゴリー
エンタメ

イモトがヘリで下山した山一覧とヘリで下山が悪いことなのかの議論まとめ

2016年9月25日に放送された世界の果てまでイッテQ!で、イモトアヤコさんがアイガーの登頂に成功した内容が放送されました。

アイガー登頂のイモトさんの頑張りに関しては

イモトが登頂したアイガーは北壁でなく東山稜、でも凄い!同時に遂げた偉業とは?恐怖の克服について

にまとめてありますのでそちらを御覧ください。

番組ではヘリで下山していましたが、そのことについて賛否両論があるようなのでヘリで下山した山の一覧ととともにその議論についてまとめておきたいと思います。

 

【関連記事】イモトがヘリで下山したアイガー。通常はどうやって下山するのか

【関連記事】イモトがアイガー下山で利用したヘリの料金は?ガイド料金もついでに

【関連記事】イモトのアイガー登頂で安室奈美恵のHeroが再ブレイク。紅白出場も?

【関連記事】イモトの他にアイガーを登れる女優はいないのか調べてみた

 

イモトの下山はヘリ

イモトさんたちイッテQメンバは下山にヘリを使いました。

日テレのページ より理由を引用しておきます。

この状況にガイドのヨハンが、ある決定を下す。
他の隊の邪魔にならないよう我々は一番最後に出る。
撮影しながらのクライミングは時間が倍かかる。
よって、安全を最優先して 下山はヘリを使う。

石崎ディレクターがヘリで迎えに来ていました。

itteq-eiger-39

イモトさんがAM6時にアタックを開始してPM0時5分に山頂にようやくたどり着いたのに、ヘリで3分で登ってこれちゃうそうですw

 

イモトがヘリで下山した山一覧

Wikipediaのイモトアヤコさんのページにすでにまとまっていたのでありがたく引用させていただきます。

2009年5月 キリマンジャロ登頂

2010年8月 モンブラン登頂 (三山縦走)

2012年1月 アコンカグア 標高6,890 mまで

2012年9月 マッターホルン登頂 (下山にヘリコプター使用

2013年10月 マナスル登頂

2015年6月 マッキンリー登頂

2016年8月 アイガー登頂 (下山にヘリコプター使用

実は今回のアイガーとマッターホルンの2つだけです。

 

ほとんどの山をヘリで下山しているかのような言われっぷりを一部ではされているようにも見られますが、これは間違いです。

アルピニスト野口健のコメント

ヘリ下山に疑問を呈するtweet

もはやあらゆる場所で引用されていますが、アルピニストの野口健さんがマッターホルンのヘリ下山時に苦言を呈していて話題になっていたので、一連のtweetを引用しておきます。

 

 

三浦雄一郎のヘリ下山に対する野口健さんのコメント

一方で、80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんが下山にヘリを使ったことに対しては次のようにコメントしています。

三浦雄一郎さん下山にヘリ利用で議論 野口健さん「エベレスト登頂と言える」( J-CASTニュース)

 

意見が一貫していないようにも思えますがそうではなく、ポイントは次の部分にあります。

「イモトアヤコさんの場合は、現地ガイドが出した条件に沿って、山頂からヘリで下りることが最初から前提になっていました。しかし、三浦さんの場合は、ベースキャンプまで歩いて下りてくるつもりで登っており、結果的に自力で下山できなくなっただけだと思います」

つまり、野口健さんの考えとしては

最初から下山が難しいとわかっている状況で登山するのは野口さんの個人的な考え方としては違和感がある

ということのようです。

tweetを見返してもらえばわかると思いますが、何度も「僕ならば」という言葉をつけて個人の意見を丁寧に述べてますし、「冒険にはルールはないので人それぞれの受け止め方でいい」とも言い切っています。

アルピニストととしての一つの哲学なのかと思います。

 

イモトアヤコは何なのか?

はい、ではイモトアヤコはアルピニストなのか?ということになると思いますが、それはNOです。次のYahoo!知恵袋のQ&Aがとてもよくまとまっていると思います。

イモトのマッターホルン ヘリ下山に対して(Yahoo!知恵袋)

大事なのは「登山家が山に登る企画」ではなく、「バラエティ番組で女芸人が山に登る企画」ということ

(略)

石崎Dが「”アルピニスト”としては、下山もやっぱり自分の足で下りたいでしょ?」とイモトに聞いた際、イモトは「別にアルピニストじゃないんで。頂上からの景色を皆さんにお届け出来れば、それが第一でその後は…」と答えてました。

 

下山をしない登山を「ハーフマラソンwww」と揶揄する声もありますが、そもそもフルマラソンを目的としたランナーではなく、走っている風景と人間ドラマをお届けすることを目的とした番組なので的外れな揶揄であることは明白ですね。

 

登山部は今後も続くようですが、次の挑戦が楽しみな筆者としては、ただただ事故がないようにだけ気をつけて頂きたく思っています。