2016/07/17 よりドラマ仰げば尊しが始まりました。寺尾聰さん演じる教師と村上虹郎さんや真剣佑やさん演じる不良たちが音楽を通して心を通わせていくいわゆる熱血ドラマです。1982年の神奈川県立野庭高等学校(現・神奈川県立横浜南陵高等学校)にいらっしゃった中澤忠雄先生のエピーソドにもとづいた実話のドラマ化とのことで、見ていると胸が熱くなること必至です。今回は第6話の感想と、今後の展開を2つの葛藤を軸にまとめてみたいと思います。
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相関図
登場人物の相関図を載せておきます。本家ページはこちらです。
あらすじ
第6話のあらすじです。
- 樋熊のすい臓がんの病状はかなり悪そう、それでも生徒のために手術をせずに指導をしている
- 木藤良は留学をするか吹奏楽部を続けるかで葛藤しているが、青島は「お前とは見ている夢が違う」の言葉と殴り合いで、木藤良の留学への道を後押し
- 木藤良は吹奏楽部への活動に参加しなくなり、別の道へ?
- そのまま地区予選が始まる
青島の木藤良への後押しは余計なお世話?
青島と木藤良が殴りあう
今週は青島と木藤良の殴り合いのシーンが見応えがありました。
留学を諦めたらあとで一生後悔すると思っている青島と、みんなと一緒に音楽をしたいという木藤良。
結局、第6話では木藤良が吹奏楽部を去り、留学を選択しそうな展開になっっています。
余計なお世話?
さて、筆者はこのやりとりを見ていて、流石に青島さんそれは余計なお世話じゃないっすか?とも思いました。
木藤良には才能もあり、留学をするべきだと思っている青島ですが、さすがに本人が一緒に音楽をしたい、と言っているのを頭ごなしに否定しなくても。
みんなと一緒に吹奏楽を吹けるのは今だけですが、留学なんてあとからどうとでもなりそうだし。
でも、きっと青島が言いたいこと、というかこのドラマで言いたいことは、吹奏楽部の活動よりも留学の方が大事、ということではなくて、迷う気持ちを断ち切って断固たる決意をもって進め、ということなのだと思いました。
スラムダンクのあの名シーン
断固たる決意
ダンコたる決意
そう、スラムダンクのあの名シーンを思い出しました。
山王戦で背中の怪我を追った桜木花道が、のちの後遺症が残ろうがなんだろうが、今この場で試合に出る!と決めたあの決意です。
「やっとできたぜ オヤジの言ってたのが…ダンコたる決意ってのができたよ」
もう一つスラムダンクでかぶせると、栄光時代をいつと置くか決めろ、ってことですね。
「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? オレは………オレは今なんだよ!」
栄光時代を留学後の音楽家人生とするか、今の吹奏楽部の活動とするか、桜木花道は今のこの試合!と決めたわけです。
木藤良も迷っている状態で吹奏楽部の活動を続けるのではなく、いまこれをやりたいからやる!と決断をしないといけない(ある意味、酷な話ですがドラマなので)ということですね。
木藤良は吹奏楽部に戻ってくる
第5話の感想記事で今後の展開として次のように予想しました。
離れていても心は一つ、心の灯を消さない、というキーワードからすると木藤良は留学を選択するのではないかと予想します。これまで青島の良き理解者として青島を支え続けていたからこそ、最後は木藤良の本当の道へ突き進んでいくのではないかと。
第7話の予告を見ると、これは外れているようです。
地区予選は木藤良抜きで出場しましたがめでたく突破し、第7話では県大会へ出場します。
そのシーンが予告に現れていますが、セカンドを吹いている木藤良の姿が見えます。
断固たる決意をして吹奏楽部に戻ってくるようですね。