Kindle Unlimitedで講談社の本が無断停止のまとめとプラットフォーム論

アマゾンの書籍読み放題サービスKindle Unlimitedで講談社の本が無断で配信停止になり、講談社がアマゾンに抗議するという自体が発生しています。

今回はこれについて分かりやすく解説するとともに、アマゾンの立場の強さについてまとめて見たいと思います。

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無断停止について

講談社の本の配信がアマゾンの独断で勝手に停止された、ということで講談社が抗議文を出したことで大きなニュースとなりました。

世間の声

アマゾンひどい、という声がある一方で「アマゾンとの契約次第」という声もあり、ホリエモンにいたっては「講談社こそ見苦しい」といった意見を述べています。

このように、一概に講談社の抗議が正義とは言えない、といった風潮もあるようなのですが、

だとしたら講談社が抗議文なんて出すかな?

と思ったので詳しく調べてみました。

経緯まとめ

さまざまなニュースソースがありますが、2016/10/03現在だと、次の記事が詳しいです。

アマゾン読み放題、講談社などの全タイトル消える(朝日新聞)

記事によると、

同サービスで、アマゾンは年内に限って規定料に上乗せして料金を支払う契約を一部の出版社と結んだ。しかし、ダウンロード数が想定以上に及んで支払額がかさんだため、アマゾン側は「予算が不足した」と契約の見直しを求めていた。ある大手出版社によると、さらにアマゾンは、9月で上乗せをやめ、「了解が得られない場合は人気のあるタイトルから、ラインアップから外していく」と通告したという。

と書かれています。

つまり、

  • 読み放題なサービス開始。でも、読み放題なのはユーザだけだった
  • つまり、アマゾンはダウンロード数に応じて出版社にお金を払う契約をしていた
  • ところが、ダウンロード数が想定以上だったためアマゾンの支払いが膨大に
  • あわてたアマゾンは、契約変更を出版社へ打診
  • しかも契約変更してくれないと人気書籍の配信を停止する、という通告付き
  • そして、通告どおり配信停止へ

という流れのようです。どう考えてもアマゾンひどい。抗議文を出すべき状況に思えます。

佐藤秀峰先生も

実は講談社の抗議が大きくニュースになる前から、ブラックジャックによろしくで有名な佐藤秀峰先生もおそらく同様の契約変更を求められていたことを発表しています。

蛇足になりますが、佐藤秀峰さんと講談社の争いは有名ですが、今回はアマゾンというさらに巨大な敵が登場したようです。

ユーザ視点だと

ひどいのはアマゾンの出版社に対する仕打ち、という意味合いで書いていますが、ユーザ視点ではどうなのでしょう。

普通に考えれば、講談社の書籍が急に見えなくなるのはユーザにとってもデメリットが大きいので、ユーザ視点でもアマゾンひどい、だと思います。

一方で、Kindle Unlimited 利用規約 を見ると

当サイトでは、随時本プログラムにタイトルを追加し又はプログラムからタイトルを削除することがあり、また当サイトは特定のタイトルの利用や利用できる最小限のタイトル数を保証するものではありません。

と書かれているので、ユーザとの契約に反した行為ではない、とも考えられます。

プラットフォーマの横暴

今回の経緯が真実なのであれば、巨人アマゾンの横暴のように筆者は感じます。

アマゾンは巨大なネット通販の仕組みを持っており、多くのユーザがリアルなものから電子的なものまであらゆるものをアマゾンを通して買っています。

このようにアマゾンというプラットフォームに依存した社会が形成されていて、仕組みそのものを握っている立場をプラットフォーマと言います。

プラットフォーマになることの強みは、

ソフトバンクがARMを買収。ARMのすごさ、川上っぷりを図解(猿でもわかる)

ポケモンGOの収益構造から考えるプラットフォーム論(猿でもわかる)

でも語りましたが、強いだけに、好き勝手にルールそのものを変えることも出来てしまうのです。

もし気に食わなければ我々の仕組みに乗っからなくて良いのでどうぞ出ていってください、といった立場を取れるわけですので。もちろん、このような言い方をダイレクトに表現することはないと思いますが。

AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配する(GIZMODE)

といった記事が出たり、

Facebook、Amazon、Google、IBM、MicrosoftがAIで歴史的な提携を発表(TechCrunch)

といったニュースが発表されたりしている昨今ですが、プラットフォームを取れているのは米国企業ばかりなのが、日本人として残念でなりません。

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コメント

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