ドラマ重版出来。第7話感想、天才と天才でいたかった人の話として秀逸だった

2016年4月13日からTBS系列で「重版出来(じゅうはんしゅったい)」というドラマがスタートしました。黒木華(くろきはる)が演じる新米編集者・黒沢心を中心に、コミック雑誌の編集部の奮闘を描くドラマです。元柔道五輪代表候補だった心が、前向きな姿勢で物事に取り組むとても明るいサクセスストーリードラマです。2016年5月24日に放送された第7回は、天才にまつわる話として、特にムロツヨシさん演じるアシスタント沼田さんのエピソードが秀逸だったのでまとめてみました。

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なお、TBSオンデマンドで最新話を1週間無料で視聴できるので見逃している方はお早めに。

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登場人物 相関図

簡単なドラマの人物相関図を引用しておきます。

 天才と、天才だと思いたい人

沼田渡

第7話はムロツヨシさん演じる沼田渡がメインの物語でした。三蔵山先生のベテランアシスタントで、20年間下積みを続けています。

自分は才能がある、特別である、と信じて20年。20年前には一発で新人賞もとった。自分の作品が理解されないのは編集さんの感性が鈍いから。三蔵山先生のアドバイスも、自分の作風とはあわないので受け入れない。こうやって自分に真剣に向き合わずに、いつかきっと、という思いだけで漫画を描き続けてきました。

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永山絢斗さん演じる天才若手漫画家・中田伯と出会うことで自分が特別でないことに気づき、ようやく自分の向き合うことができました。

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中田伯

自分が天才という自覚はありませんが、複雑な環境で育った彼は、特別な才能を持ち、漫画に対して貪欲です。沼田との対比、かつ、後述する牛露田獏になりうる危うさもありそうな天才ゆえのアンバランス性をもつ存在として中田が表現されています。

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中田伯は第6話で、主人公・黒沢心のことを「自分を見つけてれた女神」と表現しています。沼田が思っていた「いつかきっと」をつかみとった人ですね。沼田が黒沢と出会うまでも、様々な編集者に絵が下手なことを指摘されて門前払いされていたような描写がありましたが、それに対する順応をしていたようには思えません(ようやく、絵が下手なことに気づき始めたようなので)。

この意味では、沼田は女神に出会えなかったが、中田は女神に出会えた、という運の差だけなのかもしれませんね。

牛露田獏と後田アユ

まだ全貌が明らかになっていませんが、康すおんさん演じる牛露田獏(うしろだばく)は天才漫画家として過去に大成功し、未だに自分が特別だと信じ込んでいます。一方で、生活はどん底で、家族にも迷惑をかけ、蒔田彩珠(まきたあじゅ)さん演じる後田アユは「くず親父」と表現しています。

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後田アユは、自分は普通が良かった、普通の環境が良かった、と心情を漏らしています。父親が特別な才能を持っていたからからこそ、不幸な環境に育っている自分を嘆き、普通を求めているのです。

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第8話以降、牛露田獏がどのように自分と向き合きあって変化していくかが楽しみです。

まとめ

今回のドラマ重版出来第7話は、天才すなわち特別な存在でいたかった沼田が中田と出会うことでようやく自分と向き合うエピソードを中心に、見事に天才まつわる人物が描かれていました。特別な存在として成功した牛露田獏はその後どん底にいて、特別な存在として成功をつかめなかった沼田渡は漫画家を目指すことを断念します。その間に特別な存在として成功をつかもうとする中田伯が位置しています。今後、中田伯と牛露田獏が、自分とどう向き合っていくかが楽しみです。

おまけ

第7話最後の沼田と中田の、次のやり取りが印象的でした。さすが天才・中田伯。

沼田「頑張ってくれ、俺の分も」

中田「無理です。僕は僕で他人にはなれませんから。」

沼田「そうだな。そのとおりだ。」

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