2016/07/13よりドラマ「家売るオンナ」がスタートしました。北川景子さんが演じるやり手の不動産営業ウーマン・三軒屋万智(さんげんや まち)が、強引だけどある意味営業の本質をついたやり方で家を売りまくるコメディタッチの爽快なドラマです。
今回は第6話の感想と、庭野と足立が三軒家から言われた言葉によって雑念が取り払われ、目的にまっすぐにすすめるようになったことについてまとめてみたいとお見ます。
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相関図
登場人物の相関図を引用しておきます。本家ページはこちらです。
三軒家のありがたいお言葉
今回は
お前の仕事は家を売ることだ!
という三軒家の言葉によって、吹っ切れる2人のお話でした。
愛人に家を売ることに葛藤する足立
3年前に、幸せそうな社長一家に家を売った足立。そのご家族に家を売るとともに幸せを届けたと自負し、「家を売ることは幸せを運ぶ意義のある仕事」と信じて仕事をしてきていた。
ところが、その社長が3年後、愛人のための家を買いたいと若い女性とともに足立のもとに相談に来ます。
あの幸せなご一家が崩壊する後押しをすることにためらい、家を売ることとは何なのか、と悩み始めます。
本妻が足立のもとに現れ、愛人のために家を売ろうとしていることを激しく追求します。
その妻は、三軒家のプロの対応(見方を変えれば冷酷な対応)で追い返されます。
隣が普通の住人かに苦しむ庭野
ようやく家が売れそうな庭野。ところが、最後のひと押しとして隣人が普通かどうかを調べてもらいたい、とお願いされてしまいます。
安易に引き受けてしまったが、隣人は女性のワンピースを着て庭の手入れをしているおじさんでした。
普通の人とは何なのか、ワンピースを着ている男性は普通なのか、いや普通ではない気もするけど、それで隣家に住むことはできないのか。
そこから前に進めずに悩み始めます。
三軒家万智のお言葉
そんな2人でしたが、落ち込んでいる足立をみた庭野の計らいで、三軒家行きつけの餃子とビールのお店に行きます。
そして、三軒家チーフにガツンとくる言葉
お前の仕事は家を売ることだ!
をもらい吹っ切れます。
足立は、結局捨てられた愛人に、社長からの手切れ金としての家を受け取るべきだとアドバイスします。
捨てられた女の意地やプライドなんて、捨てた社長から見たらどうでもいいことだ!と言い放ちます。もらえるものはもらっておいた方が良い、と。
一方、庭野は女装していた隣人に家に勇気を出して直接話を伺いに行きます。結局、女装していたのは亡くなられた奥様への愛情がための行為だったことが分かります。
そして、お客様に対しては、普通か普通でないかは分からないがステキな方です、とお伝えすることで最後のひと押しができ、とうとう家を売ることに成功します。
感想
今回の足立のエピソードには考えさせられました。
自分の仕事の意義は常に考えてしまうものだと思います。家を売ることで自分は何をしているのか、どのようなことを社会に果たしているのか、と。
これが行き過ぎた時に、その意義と反したことをすることに葛藤を覚えます。
今回の話では、あくまで仕事は「家を売ること」という原点に立ち返り、自分で決めてつけているその先の意義に惑わされずに行動を起こす、ということでした。
雑念を取り払い本質に立ち返ることの重要性を訴えるいい話だったと思います。
今回は、家を売ることを本質と定義して展開する話でした。
幸せな家庭、ということを本質と定義したドラマであれば、愛人には家を売らずに本妻との関係を元に戻させる、という展開になりますし、
愛を貫く、ということをを本質と定義したドラマであれば、愛人との関係を良い物にする、という展開になると思います。
本質を捉え、それを軸にして雑念を持たずに行動する、ということが重要であることを再認識させられた良いお話だったと思います。