2016年9月19日に放送されたMステ ウルトラフェス2016にPerfumeが登場しました。
そのパフォーマンスがものすごかったのでまとめておきたいと思います。
Spending all my timeとオプティカルイリュージョン
Perfumeが披露した曲は「Spending all my time」です。
【TV】Perfume
『Spending all my time』
テレビ朝日 「ミュージックステーション ウルトラFES30th」#prfm #Perfume_um pic.twitter.com/xnhSHlngHn— Perfume30秒動画BOT (@prfm_videobot) 2016年9月19日
見づらいですが、YouTubeにあがっていた動画も貼り付けておきます。
番組内でも述べられていますが、
- 演出・振付家のMIKIKO
- デジタルクリエーター集団のライゾマティクスリサーチ
とともに、ウルトラFES向けの「Spending all my time」を披露していました。
これがもう凄まじくて言葉を失いました。
新技術のオプティカルイリュージョンを駆使してと言われていましたが、下記のtweetにもある通り、
PerfumeがMステで驚きのパフォーマンス!
何時間もPerfumeがトレンド入り!
新技術オプティカルイリュージョンとは、オブジェクトの配置や色の使い方で目に錯覚を起こさせ、本来の姿とは異なるイリュージョンを見せる錯視図形のこと pic.twitter.com/dPwWh9vMl6— Perfumeネタbot (@prfm_neta_bot) 2016年9月19日
「オプティカル・イリュージョン」という単語でググると、要は錯視などを含む目の錯覚を利用した映像表現のこと、としか分かりません。
イメージとしては次のような動画にある原理を映像表現で駆使している感じですね。
これだけだと、今回のパフォーマンスでは具体的にどこが凄いのかよく分かりませんので、筆者なりに解説してみたいと思います。
オプティカルイリュージョンのどこが凄いのか?
今回のパフォーマンスですが、次の3つのことが組み合わさっているのが凄いのだと推測されます。
2面のLEDパネルが1面に見えるように計算して映像表示している
2面のLEDパネルとは、Pefumeの後ろにある垂直のものと足の下にある水平のもののことです。
1面に見えるようにするには、”ある地点から”という制限が必要になるのですが、今回のパフォーマンスではカメラ位置からになります。
これは、ある位置からは意味を持った絵に見えるように作るトリックアートのような感じだと思ってください。
Today’s #snailsinart is this fantastic perspective street art. Looks like Cornu aspersum. pic.twitter.com/FZ1a74Xifn
— James (@JHM_23) 2015年3月1日
Another view of today’s #snailsinart. pic.twitter.com/yVaYok3tyL
— James (@JHM_23) 2015年3月1日
カメラ位置に応じて表示を変え物体があるかのように見せている
次の動画のようなイメージです。
Playing with duct-taped fish-eye with much wider visibility, not fully calibrated yet though. pic.twitter.com/N7IrDsXMdm
— Raven Kwok (@RavenKwok) 2016年9月19日
この動画では、カメラの位置に応じてPCのディスプレイに表示する映像を変化させ、ディスプレイの中にあたかも立方体が存在するように見せています。
さらにリアルタイムに表示を微調整している
微調整をしているのはPerfumeか、ライゾマティクスリサーチの方々か、もしくはその両方です。
あくまで推測なのですが、あのピカピカ光る映像の中では、Perfumeの動きにも若干の誤差もありそうですし、そうなってもカメラから見て映像に破綻がないようにある程度の微調整はしているのではないかと推測されます。