11月の米大統領選の共和党のドナルド・トランプ候補が10年前のわいせつ発言で窮地に立たされています。どのような発言をしたのかが断片的でよくわからないので、全文を調べてみました。
なお、筆者はトランプ候補の支持者でもないし、逆にクリントン候補の支持者でもなく、ただ日本からアメリカの動向を見守っているいち日本人です。
トランプ氏のわいせつ発言
わいせつ発言で窮地に
こちらの記事にあるように、
【米大統領選2016】トランプ氏わいせつ発言 「スターなら女性に何でもできる」(BLOGS)
トランプ氏が女性蔑視ともとれるわいせつ発言を10年前に行っていたビデオが公開され窮地に立たされています。
上記、記事でも、
「きれいな(女性に)自動的にひきつけられ」、
「いきなりキスしだすんだ。ぜんぜん待たない。それにこっちがスターだと、向こうはやらせてくれる。何でもできる。pussy(女性器の俗語)をわしづかみする。なんでもできる」
とトランプ氏が話す様子…
と引用されていますが、全文がどんな感じなのか気になったので調べてみました。
全文と和訳
全文をしらべて和訳しようと思ったら、すでにされている方がいらっしゃいました。
暴露されたトランプ米大統領候補の女性蔑視発言の全訳(金融日記)
長いので、ここから流れをまとめると3つのパートの別れています。
- パート1:昔、女優を口説いたことがある話
- 家具屋に連れて行った
- その女優は結婚していたため断られた
- 久しぶりにあったらだいぶ見た目が変わっていた
- パート2:おそらくアシスタンの女性をバスから見て男たちが悪ふざけで盛り上がっている話
- 超美人でセクシー
- あんな女性とやりてぇ
- 俺はスーパースターだからできるぜ、あそこ触ればなんでも言うこと聞かせられる
- パート3:その女性と会場に向かって一緒に歩きながら談笑
- 美しい女性の隣を歩きたい
- ブッシュ従兄弟とトランプとどっちとデートする?と女性に聞いている
筆者なりに感想を書くと、ニュースで取り上げられているほど鬼畜発言ではなく、男たちの少し悪ふざけの過ぎたプライベート空間でのバカ発言、という感覚を受けました。
とは言え、パート1の口説いた部分は、すでにトランプ候補も結婚していたときの話のようなので、もし事実であれば浮気の前哨戦なのでアウトですね。
また、パート2の男たちの悪ふざけ部分も、あくまでアホな男たち(大部分の男はそうだと思おうけど笑)の悪ふざけですが、明らかに品位の低い会話なので、大統領候補としてはなかなか厳しいです。
パート3はどうでも良い。
によると、
トランプ氏は「あのような発言に謝罪するし、誇りには思えない。(しかし)私ほど女性に尊敬の念を払っている者はいない。発言は(男性が品のない会話もする)『ロッカールームの会話』に過ぎない」と弁明した。
と弁明しているようですが、まさにその通りの会話には思いますし、一方で大統領候補としてはそうとう厳しい発言だなとも感じます。
今後、この発言が選挙にどのように影響を与えるのか注意深く見守っていきたいと思います。
しかし、ロッカールームの会話がなぜ録音されていて、このタイミングで暴露した人が誰なのかが気になりますね。
※ 追記
とうとう、身内のはずのライアン下院議長が、公にトランプ氏を擁護しない宣言をしました。