2017/01/17より火曜ドラマ「カルテット」が始まりました。音楽で生きていくことの可能性について結果が出始めている大人の4人が、冬の軽井沢を舞台に繰り広げるラブストーリー&ヒューマンサスペンスドラマです。豪華な女優・俳優陣が味のある大人たちを演じるちょっぴり大人なドラマで、全体のトーンは穏やかなのですが非常に引き込まれるドラマです。
今回は、第6話で明らかになった真紀(松たか子)と幹夫(クドカン)夫婦の気持ちのすれ違いの描写が、手が込んでいてすごかったのでまとめておきたいと思います。
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気持ちが離れていく夫婦
ドラマを見ていて気持ちが離れていくのをストレートに表していたのは唐揚げ、カフェ、映画、詩集だったと思います。
唐揚げにレモンを掛けたくない夫。
躊躇うことなく掛ける妻。散歩がてら素敵なカフェに行きたい夫。
寒いから家にいたい妻。おすすめの映画を共有したい夫。
この人は?この人は?と上映中に全部聞き途中で寝る妻。昔、贈った詩集を鍋敷きにされた夫。
つらい。#カルテット
— 紅ちゃん (@beni_beaute) 2017年2月21日
その他にも、次のような細かい演出がされていました。
まず、柿ピーを食べる二人ですが、煎餅を食べるクドカンと、ピーナツを食べる松たか子。
あとで巻き戻して絶対確認しようと思ってた柿ピーチョイス
やはり旦那は煎餅派で真紀さんはピーナッツ派だった…(合わないの、表してるんだろうなって)#カルテット pic.twitter.com/AaCoqZ3mGT
— RT (@moomin_rt) 2017年2月21日
照明の色もうまく利用されていました。暖色系のリビングと、寒色系のキッチン。
二人の世界が分断してるのを表すかのような照明表現が凄いな。。
#カルテット pic.twitter.com/5yrysSU76X
— ももらっこ (@momo_rakko) 2017年2月21日
テレビを見るクドカンと、クラシックをかける松たか子。
お互いが「話し合おう」と決意した最後の部屋のシーン。相手が求めている自分の姿に歩み寄るため、妻はクラシックをかけ、夫はテレビをつけた。でもそれらが交じり合って、どちらの音も聴こえづらくさせる不協和音になる。二人の小さい声じゃ相手には届かない部屋になる。#カルテットpic.twitter.com/AiiRurx9Ys
— 浮嶋 松哉 (@city_par_inch) 2017年2月21日
恋人と家族の価値観の違いから気持ちが離れていく二人が見事に描写されていました。
「ずっと恋人でいたかったから結婚した」人と「家族が欲しかったから結婚した」人とでは、同じ「結婚」でも全く意味が変わってしまうんだね。「結婚」というものが、必ずしも愛し合う2人が「同じ方向に向かった結果」ではないということが痛烈に分かる回だった。#カルテット
— ふつうの桜島ニニコ (@sakurajimanini) 2017年2月21日