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ドラマ時をかける少女。第5話感想、起こるはずだった未来について

2016/07/09より時をかける少女の2016年版が始まりました。夏に繰り広げられる青春の物語がとても爽やかで、自分も青春したい!思わせるドラマです。今回は第5話(最終話)の感想と、すっきりだけどすっきりしない感じについてまとめてみたいと思います。

 

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相関図

はじめに人物相関図を引用しておきます。本家のページはこちらです。

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あらすじと感想

最終話では、実は未来人だった高橋克実さん一家のエピソードと、未羽&翔平のエピソードが対比されるように表現されていました。

 

未来人・三浦(高橋克実)一家の未来について

高橋克実さん演じる三浦は、22世紀の未来からきて7年間過ごすことで身体に異常をきたしてしまっていました。

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このままでは早死し、大切な家族と悲しい別れを遂げてしまうことを悲観した三浦は、タイムリープを使い出会いそのものを消して欲しいと未羽にお願いします。

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そして過去に遡り出会いを消す前に、家族とのお別れ会を行います。

パラレルワールドはどうなるとか細かい設定は抜きにして、切ない別れでしたね。

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そして、未羽は過去に行き、三浦と松下の出会いを阻止します。その際に、事情を説明し出会っていれば築くはずだった思い出の写真を渡そうとしますが、いりませんと拒否されます。

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三浦にとって、これから起こるはずだったけど起こらなかった未来なんて興味がないわけです。

 

未羽と翔平の未来について

未羽は三浦からの情報で翔平が未来人だったことを知ります。そして自分が記憶操作されて恋に落ちていたことに気づきます。(このドラマではそこで険悪なムードに持っていくことはせず、大切な初恋という扱いで話が進みます。)

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三浦と同様に、翔平もこの時代に残ってしまっていは身体がダメになることを知った未羽は、翔平を未来に意地でも未来に帰すことを決心します。それは、自分の大切な初恋をなかったことにする、でも未羽の記憶からは消えない、というつらい決断になるのですが。

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翔平が未来からやってきた7月7日までタイムリープし、そこで翔平に対して事情を説明することで、恋に落ちる展開をすべてなかったことにします。

 

そして、これから起こるはずだった1ヶ月ぐらいの思い出のアルバム「恋をしらない君へ」を翔平に渡します。

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ここが三浦との対比でえがかれていたのですが、翔平は未羽とそのアルバムを一緒に見て涙を流します。

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翔平からすれば、三浦と同様に今後起こるはずだった未来の想い出なんて何も興味がないはずなのですが。

その理由は、すぐに分かります。

それは何故かと言うと、翔平が大事に持っていた「夏」に関する写真集のタイトルが「夏を知らない君へ」というもので、未羽のくれたアルバムのタイトルと似ているのです。その写真集は将来の未羽がつくったものだったのです。

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おそらく、未羽がこれから生まれる翔平に対して心を込めて撮影した写真集だったのでしょう。未羽の写真が大好きだった翔平にとって、未羽が残してくれていたこれから起こる未来のアルバムも同様に心を奪われ一緒に涙する内容だったのだと思います。

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未羽はこのことで自分のやるべきこと(=翔平のために夏の写真集を作る)を見つけ、今後の人生の目標が見つかったところでドラマは終了しました。

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7月7日は七夕ですが、未羽と翔平は織姫と彦星のように7月7日に出会いそして別れた、という話だったわけですね。

 

すっきりしないポイント

7月7日から未羽は人生をやり直すわけだから、当分の間は未羽無双が続きますね。未来がある程度わかっているのだから。

結局そこからやり直すのだから三浦はどうなった?それより過去にもどって操作したから出会ってない設定?とかタイムパラドックス的なものも気になりますが、何よりすっきりしなかったのは吾郎との関係ですね。

 

これから起こる夏祭りでの吾郎からの告白はどうなるんだろう。

 

とは言え、冒頭に書いてあるとおり爽やかな夏(ロケ地は伊豆)の青春ドラマを堪能させて頂きました!NEWSのエンディングソング「恋を知らない君へ」も良かったです。