文化通信に「アマゾンジャパン、読み放題サービス8月開始へ」という記事があがり、話題になっています。このサービスについて筆者が使いたくない理由をまとめてみました。
Kindle Unlimitedを使いたくない4つの理由
ライナップが貧弱
「月額980円で5万5000冊を超えるタイトルと数千のオーディオブックに無制限にアクセス」というスペックのようです。Kindleオーナーライブラリが「2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書」というスペックですので、5万5000冊の中にどれくらい洋書と和書があるのかにもよりますが、ラインナップでがっかりする可能性が高いです。
一方で、Amazon APIから取得した情報をもとにKindleのセール情報を提供している「キンセリ」とその公式ブログ「キセブ」をウォッチしていたユーザによると、
「Kindle Unlimitedのおすすめ」にたいていのジャンプコミックスが入ってるっぽい
との情報もありました。もしそうだったらヤバイ。
Amazonプライムとは別サービス
米国版ではこのサービスはスタートしているのだが、プライムサービスと連動していないようです。ここから日本版もそのようになるのではないかと予想されます。プライム会員にとっては別サービスに登録しなければならず不便ですよね。
ん、逆に言えば、プライム会員でなくてもKindle Unlimitedサービスに単独で入れるということですね。プライムは必要ないけど、っていう方にはむしろ便利かも。
普及後の値上がりへの恐怖
全品送料無料のサービスが2016年4月に突然中止(プライム会員を増やしたいから?)になったり、海外のプライム会員の年会費が10000円ぐらいするので、日本もそうなると、ビクビクしていたり。
amazonのサービスは一度使ってしまうと依存度が高いので、改悪や値上げをしても継続せざる得ない感覚になるのですよね。
まあ、改悪・値上げに怯えるだけ無駄なので、そうなったときに考えることにして、サービスを楽しめば済むのですけど。
ゴミ書籍の増加
こちらのページにまとめられているのですが、Kindle Unlimitedは作家への報酬の支払いは、ユーザがどれだけページを読んだか、によって決める従量制なので、次のようなゴミ書籍が増加していたようです。
「3,000ページ目に粗品プレゼント情報を掲載」と読者をゴミ作品にも関わらず3,000ページ先までページフリップで進ませ、その3,000ページのロイヤリティ報酬をAmazon側から得るという古典的技法が一般的だっだ
粗品欲しさに3000ページまでフリップしてページを進める方もどうかとは思いますが、これはかなりのゴミ書籍ですね。
ゴミ書籍とは言わないまでも、このサービスが普及したら、作家さんはなるべくページを進ませることに意識するようになり、今までとは作品の作り方が変わってくるかもしれません。
今までは本を買っていただくために、タイトルと目次やつかみの章が(作品の前半?)重要だったと思うのですが、その概念が変わるわけなので。
まとめ
プライム会員でない筆者も身軽に入れるので、ジャンプコミックスがあれば使ってしまうかも。ん、使いたくない理由のまとめになってない!?