2016/06/27に放送されたしくじり先生で、神田うののしくじり人生が明かされました。KY(空気読めない)をポイントに説明されていましたが、各論賛成、総論反対な筆者としては、乃木坂48の生田絵梨花のコメントが素晴らしいと思ったので、それを軸に内容を簡単にまとめてみたいと思います。
神田うののしくじり人生
ちやほやされて育つ
バレエの才能と美貌から、周囲の普通の人達の気持ちがわからずKYな発言を連発していたそうです。発現例は以下のとおりです。
- あの子はなんであんなに踊り方が汚いの?
- ○○ちゃんがいじめられています!原因はすぐに調子に乗る性格だと思うので、そこを直したら良いと思います!
- うのってなんでこんなにスカウトされるのかな~?
KY人間の特徴として
- 悪気なく人を傷つける
- 余計な一言が出る
- 気付かずに自慢話をする
と、まとめられていました。
KYキャラとして面白がられる
モデルの仕事をしていたうのさんは、フジテレビの偉い人達との面接でも終始タメ口でしたが、それが面白がられて番組の視界に大抜擢されてしまいます。
今でこそタメ口の女性芸能人は多くいますが当時は珍しかった、ということでタメ口のパイオニアと突っ込まれていました。
神田うのさんのキャラとしてKYが確立されていたので、誰も注意することもなく増長していったとうのさんは説明していました。
格言として
注意しよう KY自分じゃ 気づかない
とまとめが入ります。
快進撃とまらず。セレブ自慢への妬み爆発
その後、プロ野球選手(元ヤクルトの石井一久投手です。その後、木佐彩子アナウンサーとご結婚されました)との交際報道の時にも、自らを勝利の女神と表現されていました。
いろいろなバッシングにあいながらも、
私という人間を変えてまで 世の中にあわせようとは思わない
と発言してさらに周囲に燃料を投下していたようです。
その後、自分のビジネス(ストッキングをプロデュース)で大成功し年商100億を稼ぎだしたり、年商2000億円の大企業の御曹司と結婚したり、と快進撃は止まりません。
セレブ自慢も下記のようにしっかりとこなしていて、
- 結婚式を9回も挙げて、そのたびごとの写真をブログにアップ
- 娘のお弁当のおかずに黒毛和牛、飛騨牛、松茸などが入っていることがブログから判明
大衆の反感を買うことも着実に継続していました。
ちなみに、乃木坂46の生田絵梨花さんは、セレブなブログなので会員制にすれば良い、とご助言されていました。
ベビーシッターによる盗難事件
そして、2012年に起きたベビーシッターによる盗難事件が神田うのさんを目覚めさせます。
- 4人いたベビーシッターのうちの1人が犯人
- 1300万円分の高級バッグや貴金属が盗まれる
という事件だったのですが、信頼していたベビーシッターに裏切られたショックとともに、自分のKYな発言・行動がもとで家族に迷惑をかけてしまったことに気づいた、と説明していました。
ちなみに乃木坂46の生田絵梨花さんは、「1300万円盗まれた」こと自体が自慢だ、と断定されていました。
神田うのの反省点
ベビーシッターの事件をきっかけに、自分自身と向き合い自分を変える必要がある、と気づいた神田うのさんは、以下の5箇条を実践し始めたそうです。
- 自分のことを「私」と呼ぶ(自分を「うの」と呼ぶのはぶりっ子で良くないため)
- なんでもあけすけに発言しない
- 自分の常識を相手に押し付けない
- 周りが叱ってくれたら素直に受け取る
- ブログはアップ前に誰かにチェックしてもらう
- セレブアピールになっていないか
- 幸せアピールになっていないか
そして、神田うのさんのようなKY人間に対して、
空気を読めない人は 時には空気になる努力をしよう
とメッセージを送っています。
筆者の感想
各論賛成、総論反対です。空気読めなくて問題なし、だと思います。少なくとも、神田うのさんでいう盗難事件のような転機が訪れるまでは、空気読むことなんて意識する必要はない、と思います。
確かにKYで周囲の反感を買うのは怖いことです。しかし、神田うのさんはその性格だったからこそ大胆に迷いなく行動ができ、今の大成功があるのではないでしょうか。日本人はもともと空気を読む文化で、それこそ「出る杭は打たれる」ということわざがあるような国です。協調性があるのはとても良いことですが、だからといって空気ばかり読んでいたら、何も新しいことはできません。社内調整ばかりのくだらないミーティングが多い会社のようになってしまいます。
子供が生まれて家族に迷惑をかけないようKYを控えめにする、というのは大切なことだと思いますが、一方で周囲のKYな人を見過ごさずに注意してあげよう、という点(最後にそのように主張されていました)については、そこまで賛同はできませんでした。
みなさんはいかがでしょうか?
なお、神田うのさんは番組の後半は涙ぐみながら講義をされていたので、しんみりとした感じになっていましたが、筆者としては、結局最後に笑顔でKYな発言をして、おいおいってツッコむ展開を期待していました。そういう意味で涙ぐんでしんみりモードにしているところもKYだなと思ったり。
生田絵梨花の締めのコメント
さて、そんな筆者の意見を代弁してくれたかのように乃木坂46の生田絵梨花さんが、次のような言葉で番組をしめてくくってくださっていました。
あんまり空気読みすぎてしまうと バラエティ的に面白くなくなる
「神田うの、嫌われた理由をしくじり先生で明かす。生田絵梨花のコメントが秀逸」への1件の返信
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