2016/07/13よりドラマ「家売るオンナ」がスタートしました。北川景子さんが演じるやり手の不動産営業ウーマン・三軒屋万智(さんげんや まち)が、強引だけどある意味営業の本質をついたやり方で家を売りまくるコメディタッチの爽快なドラマです。
今回は、事故物件の売り方についてドラマで鮮やかに表現されていたのでまとめておきたいと思います。
事故物件の売り方と買う人
皆さん、事故物件ってご存じですか。Wikipediaによると、
土地・建物や、アパート・マンションなどのうち、物件の本体部分もしくは共用部分のいずれかにおいて、何らかの原因で前居住者が死亡した経歴のあるものをいう。
死亡原因によって事故物件と呼ばないものもあるなど、判断基準は明確に定まってはいない。
とされています。
その物件としての能力には何の影響もないのですが、やはり人が亡くなった事故があった部屋に住むのは抵抗がありますよね。
筆者も、いくら安くても事故物件に住もうとはなかなか思えません。なので、事故物件に住む人や、そもそもどうやって売り出されているのかが疑問だったのですが、ドラマでそれが見ごとに表現されていました。
その方法とは、
事故を気にしない職種の方へ売り出す
です。
ドラマではオペ室のナースの方が物件を購入されていました。
また、三軒屋万智は病院だけでなく葬儀屋にも事故物件のチラシを配っていました。
事故物件なので価格が安いことは、事故物件であることのデメリットが気にならない人にとっては相当お得な物件です。
改めて、
商品の強みが最も活かせる市場に対して商品を売る
ということを分からせてくれる事例でした。
なお、事故物件のことがデメリットではなくメリットと感じてくれる人がいるのであれば、安い価格にする必要すらなくなります。
なかなか難しいですが、例えば殺人事件に関して研究している研究者とか(これでも厳しですかね)。こういったことも考えさせてくれる良い事例だったと思います。
おまけ:ツタンカーメン北川景子
事故物件に泊まり、寝袋で寝る北川景子の写真を添付しておきます。