2016/07/03の情熱大陸にバドミントン女子の奥原希望選手が出演されます。その予告動画を見て興味を持ったのでいろいろと調べてみて、3人のキーとなる男性という目線でまとめてみました。
奥原希望選手の強さの秘密
まずは、その強さの秘訣について、いろいろな情報から、筆者なりに奥原選手の強さの秘訣をまとめると、
- 超がつくほどの負けん気の強さからくる粘り強さ
- 粘り強いレシーブを可能にさせている身体の柔軟性
- バドミントンができることへの感謝と楽しむ気持ちをつぶやくルーティン(集中力)
になります。
強さを引き出す3人の男性
男子バドミントン・桃田賢斗選手
一人目のキーマンは桃田賢斗選手です。
奥原選手と桃田選手は同学年です。切磋琢磨する存在として、2012年のジュニア選手権ではアベック優勝を果たすなどの活躍をしていました。
その後、奥原選手は怪我に悩まされ、活躍できない時期が続いたのですが、その期間も桃田選手は世界選手権で活躍し、奥原選手に刺激を与え続けていました。
奥原選手が復活し、2015年末のスーパーシリーズファイナルではアベック優勝を再び果たしました。その際に、二人は次のようのコメントしています。
(奥原選手のコメント)
桃田選手は私からは順風満帆ん見えて、自分は追いついたというよりはまだ先にいるし追いかけている状況
(桃田選手のコメント)
同級生の奥原選手がいい試合をしていて、それがすごい刺激になって自分も頑張ろうと思った
異性の同学年選手が世界のトップで活躍し続けている、という状況はとても刺激になるだろうし、日本のバドミントン界にとってもとても幸運なことですよね。
※ 桃田賢斗選手は賭博問題でいろいろと大変な時だとは思いますが、ぜひ復活をとげてもらいたいですね。
理学療法士・片山卓哉さん
二人目のキーマンは、元バドミントンダブルスの日本チャンピオンで理学療法士の片山卓哉さんです。
リハビリ中の2013年10月に、片山さんと出会った奥原選手は、骨盤の正しい使い方を伝授してもらい復活を果たします。
片山さんのブログの2015年最後の投稿に、奥原選手のことが書かれています。
中でも後輩でもある奥原希望は強く印象に残っています!それは世界チャンピオンになったことではありません!
あの子が始めて「バドミントンやりたくない」といった強烈にネガティブな状態になったことです!
海外の試合三大会大逆転負け!!たぶん世界でもあんな体験する人は稀なくらいの経験だと思います!相当だったのでしょう!勝つ選手強くなる選手たちはすべてが順風満帆ではありません!
華やかな裏には人には見せていない苦労や努力があります!彼女もその一人です!
その二ヶ月後に世界チャンピオン!偶然ではないです!彼女は狙っていましたね!
一歩一歩丁寧に確実に前進する姿勢を持ちしっかり行動した結果でした!
なお、この記事によると、「バドミントンやりたくない」という強烈ネガティブ状態から、負けたくないというポジティブ状態に戻るまでに要した時間はたったの5分だったそうです。
父・奥原圭永さん
最後のキーマンは奥原選手のお父さん・奥原圭永さんです。小さい頃から奥原選手をバドミントンの練習を見続け、1000本レシーブなどを行ってきたようです。
筆者も子供がいて習い事の面倒を見ることが良くありますが、それって実はすごく大変なことなのです。自分の時間を犠牲にして付き合う必要がありますし、子供が小さいころは嫌々やることが多いので、その尻を叩きながら頑張らせるのにどれだけ時間と精神を費やすか。
その子供がいよいよオリンピックの舞台へ、しかも2年間も膝の怪我でリハビリをしていた子供が夢を諦めずにその舞台へ、ということでお父さんのオリンピックへの想いはご本人以上かもしれません。
そのようなお父さんの支えでここまで来た奥原選手、ぜひ悔いの残らない試合を、舞台に感謝しながら楽しんでもらえればと、いちファンとしても心から想います。
奥原選手の動画集
次の3つの動画から主に記事をまとめました。ご興味のあるかたはこちらも御覧ください。
2016/02/15に放送されたすぽると!
2016/06/07に放送されたグッと!スポーツ
2016/06/11に放送されたTOKYO応援宣言