寒シマメって皆さんご存知ですか?
寒シマメとは冬の寒い時期に獲られた旬のスルメイカのことです。寒シマメの漬け丼で「全国ご当地どんぶり選手権」と言えば、島根県隠岐郡海士町のご当地グルメとして有名です。
今回は寒シマメについてと海士町の取り組みをご紹介したいと思います。
寒シマメとは
シマメとは、日本海で獲れた新鮮なスルメイカの事をいう。島根県隠岐郡海士町(あまちょう)では、冬の一番美味しい時期に獲れるスルメイカを、「寒のシマメ」あるいは「寒シマメ」と呼び、特に愛好されている。
まとめると、日本海でとれたスルメいかのことをシマメといい、冬に獲れるものを島根県の海士町では寒シマメというそうですね。
海士町のご当地グルメ
海士町のご当地グルメ、寒シマメ漬け丼というものがあります。
全国ご当地どんぶり選手権で7位に入ったこともあるようで、
新鮮なシマメを肝醤油で和えたもので、寒シマメの甘さ、やわらかさ、肝醤油と絡み合う深い味わいが絶品です!
と、聞いているだけでお腹がすいてきます。
さて、この「新鮮な」シマメを海士町から出荷することが重要になってくるのですが、このために海士町が持っている秘密兵器をご紹介したいと思います。
最先端凍結技術 CAS(Cell Alive System)
それが、CASと言われる最先端凍結技術です。
特殊なCAS発生装置を使って細胞組織に8つの組み合わせのCASエネルギーを均一に与えることで、細胞組織の中にある水分子を振動させます。そうすることで、生成される氷晶を微細化し、細胞壁や細胞膜を壊しにくくするのです。
とのことですが、難しくてよくわかりませんね。
噛み砕いて表現すると、細胞を壊さず生きたままの状態で凍結保存できるシステム、です。
ただ、高速冷凍するだけですと、氷の結晶で膨張して細胞組織が破壊されてしまうのですね。
このCASを、海士町は2005年に自治体で初めて導入されました。
海士町では、白いか等の新鮮な魚介類が採れますが、離島であるが故に、市場に着くまでに時間と費用がかかり、商品価値を落としてしまうというハンディがありました。
この離島のハンディを克服する為、※CAS(Cells Alive System)と呼ばれる、
凍結技術を導入した農林水産物加工施設の整備を行いました。これにより、付加価値を付けて、旬の味と鮮度を保ったまま東京などの大消費地への出荷を可能とし、加えて食の安心安全を提供することで離島のハンディを克服し、第1産業の再生と後継者育成に繋げること目標としています。
だそうです。素晴らしいですね。