Googleストリートビューにタイの美しい風景が追加されました。310,685マイル(=約500,000km)をさまざまな交通手段を用いてまわり、なんとそのうち500kmは歩いてまわったそうです。今回はこれについてまとめてみたいと思います。
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トレッカーについて
Googleストリートビューはトレッカーという機材を使うことでデータを収集しています。
このトレッカーを車の上につけて街中を走り回っているストリートビューカーは日本でもかなりの目撃情報があります。
ストリートビューカー居た pic.twitter.com/ikHWDyoOyM
— とわっちさん@肉が食べたい (@twi223_minmin) March 30, 2016
今回のタイのケースでは人が背負って移動しています。トレッカーの重さは18キロにもなり、下記のように、背負って動くのはかなりの重労働であることが分かります。
上部の球体に組み込まれた15個のレンズで360度を撮影。Android端末で操作し、撮影者が歩くと2.5秒ごとに撮影を繰り返す。
トレッカーの重さは18キロほどで、上部にカメラが付いているのでバランスをとるのが難しい。さらに、ストリートビューに適した素材を撮るためには、カメラを傾けないように姿勢を正して歩く必要がある。実際にトレッカーをかついで撮影を担当した人たちによれば、「軍艦島では海際を歩くときバランスをとるのに苦労し、屋久島では低い位置にある枝に出くわしたとき腰を落として歩くのが大変だった」という。
こちらのサイトより引用
バッテリーにフル充電することでは6-8時間もつようです。
ちなみに、Googleではこちらからトレッカーの貸し出しを行っています。
観光協会、非営利団体、大学、研究機関などに所属する方で、アクセスの難しい場所での画像の収集が可能でしたら、ぜひトレッカーの貸し出しをお申し込みになり、地図の拡大にご協力ください。
トレッカーと共にタイを旅する
トライアスロン選手を雇用し、2年間かけてデータを集めました。
タイ郊外のストリートビュー作成のためグーグルがタイ人トライアスロン選手を雇用。2年もの間、車が入れないプランテーションや畑の中をカメラを背負い撮影。うち500kmは徒歩。 https://t.co/uCPZE6MePw
— マーニ (@manichang) March 31, 2016
なお、カメラできれいな画をとるには晴れた日であることが重要で、雨の日はお休みになるようです。
ストリートビューでタイを歩き回る
その成果のまとめはGoogle本家ページにまとまっています。
主要な場所のストリートビューを抜粋しておきます。仮想的なタイの旅を楽しんでください。